リハビリが始まるまで

脳梗塞や脳出血、事故などによる脊髄損傷、転倒などによる骨折などで救急車で運ばれる先 これを急性期病院といいます。
ここでは生命をつなぎ止めるための処置が最優先でおこなわれます。状態によって早期から関節を動かす訓練や筋力訓練、歩行訓練などが開始されます。
人によっては、回復状態が良くそのまま自宅へ退院される方もいますが、後遺症が重度の方、骨折などの術後で歩行訓練や生活訓練が必要な方は 次にリハビリを専門におこなう病院へと転院となります。このリハビリを専門におこなう病院を回復期病院といいます。ですが、この回復期病院へ移ることができる期限があります。

この期間をすぎると、回復期病院への転院ができなくなってしまいます。
回復期病院へ転院すると、最長で1日3時間。転院先の病院によりますが、365日、土日祝日関係なく、入院している間は毎日リハビリがあります。ただ、このリハビリ病院にも入院期限があります。

この期間を過ぎると退院となるため、自宅へ戻るか、他の病院へ移るか、施設などへ入居するかを期限が過ぎる前に決めなければなりません。この期間を過ぎてしまうと、他の病院へ転院してもリハビリを受けられる時間はかなり少なくなってしまいます。
1ヶ月13単位 1単位=20分
なので、だいたい週に1~2回 20~40分程度のリハビリとなります。
自宅へ戻った後は、入院していた病院で外来リハビリを受けることができますが、介護保険を持っていると介護保険で受けることができるリハビリ(デイサービス、デイケア、訪問リハビリなど)を優先しなければなりません。
現在は、リハビリに力を入れている介護保険サービスも、どんどん増えてきています。デイケアなどでも、個別でリハビリをしてくれる所も増えてきているようです。
また最近では、介護保険や医療保険を利用せず、自費でリハビリを受けられる所も増えてきています。
まずは、色々と見学に行くなどして、自分に合った所を見つけることが一番だと思います。
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